(株)井上鉄工所の井上です。

7月の初めはどしゃ降り。
ちょうど小倉駅北口の展示会場で展示会があったが、毎日降っていた。が、なぜか夕食を食べに行くときは雨がやみ、小倉の夜を満喫できたようだ。

この展示会に誘ってくれた北九州観光コンベンション協会のYさんに教えてもらった居酒屋は渋かった。
今時の若い女性はこんな所を好むのかと感心してしまった。

毎朝ホテルのバイキングで出てきた水炊きがえらく美味しく、どうしても食べたかったので小倉の夜をさまようことに。
ネットで人気ナンバーワンの店はさすがに予約で一杯と断られ、2番目の店はなぜかその住所になく、結局観光客が行くような店に入ってしまったので、高いだけでうーんと唸る始末。
やはり地元の情報が大事なようである。

小倉駅北口の展示会場曇り空の小倉

【1】井上鉄工所の活動『え、輸出?』

昨年の12月に東京ビッグサイトに出展したのだが、お客様はさっぱり。
近くに中小機構のブースがあり、何かうちの会社でしてもらえるサービスはないかと探していた。

そこにJETRO(日本貿易振興機構)の方が「航空機・宇宙及び防衛」の垂れ幕を見て来られ、「輸出をしないか?」と輸出を促す提案をしてきた。
「エンジンフォーラム神戸という展示会でトルコとGEの合弁企業から面談のオファーを受け、歯車を作ってほしいと言われた。」と話すと
「是非、うちを利用して輸出しないか?」と持ちかけられた。

「お試し面談というのがあり、詳しく聞かせて欲しい。」と言われた。
2度ほどオンラインで面談をしたが、間に入っている貿易に精通するコーディネーターがえらく乗り気である。
とはいえ、いつかはトライしたいが、現在人材不足の我が社にそんな余裕もなく断ろうと広島での商談会の後にJETROの広島事務所を訪れた。
「輸出したいと言っても普通は、どこの国にする?そのどこの地域にする?何の商品を扱う?そのための市場調査は?となるが、井上さんのは、トルコのトルコ航空とGEの合弁企業、歯車を研磨する。ここまで来るのに何年もかかる。このチャンスは活かさないとダメだ。」

伴走支援という形での支援だが、ノーチェックではなく書類提出からいろいろと手続きが必要であるが、今年ダメでも何度でも挑戦できるとの事。
まずは、このご縁を活かすことを決め、書類の作成にかかります。
「次はパリだ!」(パリ航空ショー)と社員を鼓舞しているが、トルコも視野に。なんて贅沢な悩みであろうか?そのためにも採用!
高校時代の部活の同級生が「息子と一緒に雇ってくれ」と言っていたが、冗談でも言ってみようか?何か動くかも?ご縁は大事に。

JETRO(日本貿易振興機構)

【2】出展告知

国際フロンティ産業メッセ2023

09/07(木)~09/08(金)に「国際フロンティ産業メッセ2023」に出展します。
国際フロンティア産業メッセ2023 は、 企業や大学・研究機関による先端技術の紹介や新事業創出の基盤となる製品展示を中心に、基調講演、特別講演、各種セミナーや交流会など多彩なプログラムを展開し、技術交流・ビジネスマッチングを進める機会を提供します。
コロナ禍からの反転攻勢の一歩としてご来場ください。

日時(リアル開催)2023/09/07(木)、8(金) 10:00~17:00
場所神戸国際展示場1・2号館(神戸ポートアイランド)
〒650-0046 兵庫県神戸市中央区港島中町6-11-1
料金無料

国際フロンティアメッセ2023

お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。

【3】社長コラム『リリース?』

7/23(日)朝早くから勉強会の仲間と釣りに出かけた。
6月にも出かけたが、そのときは小潮で汐の動きが悪く、鯛2匹とあこう2匹で終わった。
(あとで捌くことを考えるとこれぐらいが良いのだが)最近釣りを始めた後輩が一つテンヤという釣り方でバンバン釣っているのを目の当たりにし、専用の竿を買ってのリベンジであった。
息子が帰っていたので釣りの前日東京から20時頃帰るのに合わせ駅に迎えに来させ、テンヤという道具を買いに行った。
久々に息子と行く釣りにワクワクし、「こんなでかいのが来たらどうしよう?」と妄想を描きながら買い物を楽しんだ。

息子が小学3年生の時に近くの島にキャンプに行ったが、娘3人と妻は遊具で遊んでいたが、こんな幼い子が遊ぶ遊具は嫌だとふてくされていたので、息子を誘って釣りに行くことにした。
かといって道具を持ってきているわけでもなく、近くの釣り道具屋で「ちょい投げセット」(おじさんの行くちょい飲みセットとは違います。)とゴカイ(エサ)を買い、いざ釣りへ。
初めてのことなので、当然ラインをもつらし、それをほどいていると海の中に入れていたエサに小さなフグが食いついていた。
誰も釣れていないの「自分だけが釣れた」と大喜びでした。

その翌週の金曜日の夜、「パパ、宿題終わった。」と言ってくる。???
妻から「いつも宿題しない子が釣りに行きたいがために宿題をした。」と大興奮。
「明日、釣りに連れて行ってやって!」と奥様公任の遊びが出来たのでした。
それ以降、中学生になると毎週河口にシーバスを狙いに行き、あるときは「今日は釣れないから、河口に行って、それから鞆の浦に行って、福山港に行った。自転車で30km走った。」と自慢げに言っていた。
車で釣りに連れて行くと「来たときよりもきれいにして帰る。」とか、「無理矢理入っていくとラインがもつれるので間を開けて」というようにマナーについての教育ができた。

帰り際に後輩が67cmの鯛を釣り上げ、みんなが興奮気味になっていた所に息子が何か話しかけている。
すると後輩が「俺、よう捌けんからなあ。」と納得するようにつぶやいている。
次の瞬間、鯛を道具を使って海の中に入れている。鯛を洗っているのかと思いきや、そのままリリース。
初め頭がプカプカ浮かんでいた後、海の底へと戻っていった。
みんあ唖然としていたが、そういえば、よく息子が「大きな個体はあまりいない。それを釣ってしまうと大きいのがいなくなる。逃がすとその大きな魚がまた子供を生んで大きな魚に育つ。漁師も釣り人も根こそぎ取るから魚が居なくなる。」それに賛同してリリースを決めた後輩とそれを勧めた息子にすがすがしさを感じた。 俺が釣っていれば、何もかにも持って帰ろうとしていただろうに「欲張るな!」と言われているような気がして反省を促されている気がした。
みんなが釣れて楽しむのが一番だと。

釣れた魚

【4】掲載情報

中日BIZナビ

上の「中日BIZナビ」にカーソルを当てると「高精度な歯車技術で空と宇宙の大舞台へ羽ばたく井上鉄工所」という記事にリンクしています。是非読んでください。

『地元経済誌に取り上げられました!

びんご経済レポート