品質管理
恒温室による高精度歯車加工
高品質・高精度な歯車・ギアを製造するためには、高精度な加工が可能な恒温室と工作機械などが必要になりますが、それに加えて特に歯車の研磨工程(歯研)の工程における温度変化を極力なくすことが製品の品質向上につながります。
井上鉄工所では、こうした高精度な歯車加工・歯車の研磨を行うことができるよう、歯研および測定器を恒温室の中に設置しています。こうすることで、暑い日でも、寒い日でも、どんな季節でも安定した品質の歯車を製作することが可能です。
充実した測定機器による確かな寸法精度管理
井上鉄工所では、大阪精密機械製の歯車測定機CLP-35、GC-8HPを用いて、歯研ギアの歯筋、歯型、ピッチの測定を自社で行うことができます。
さらに、この設備を恒温室内に設置することで、高精度な加工とともに高精度な測定もできることが当社の強みです。
測定可能な歯車外径:最大φ850mm
お客様のご要望に応じた、測定データ管理
井上鉄工所では、歯車測定機によって測定した、歯型・歯筋・ピッチの測定データのファイルを撮影実測データを、お客様のご要望に応じて納入させて頂いています。(なお、歯研をしたものに関してはすべて添付しています)
歯車は精度・強度ともにシビアな条件で使用されるので、実際に図面通りの仕様で仕上がっているかをチェックする必要があります。さらに、もしもの時に備え、熱処理の条件に関しても、お問合せ頂ければいつでも確認できるような体制を整えています。