設備情報

当社の歯切り・歯車研削装置について

井上鉄工所は、REISHAUER製歯車研削盤や恒温室など、高精度な歯車研削加工ができる設備を揃えています。さらに、恒温室内に備えた歯車研削盤には研削油濾過装置及び研削油・潤滑油冷却装置を装着しており、他社にはなかなか対応できないJIS0級の歯車を製造できることが強みです。
さらに、大型の歯車研削加工（歯研）が行えることも当社の特徴です。通常の設備であれば300mm程度しかできないところ、当社は800mmまで対応可能であり、産業機械に代表される日本の製造業・ものづくりを歯車製造という立場から支えています。

また、歯切り加工は、㈱井上鉄工所の根底を支える技術です。汎用歯切盤の名器 KR-1000や、量産向け歯車研削用のオートローダー付きCNC歯切盤 KB-400をはじめとする、歯切盤（ホブ盤）・歯車型削盤（フェロー）、あわせて21台を保有しています。これらの多種多様な設備を保有し最大限活用することで、小型の小・中ロット生産および大型の単品加工から量産までの対応が可能です。

なお、歯車のスペックとしては、モジュール1.0（20mm）からモジュール25.0（2,500mm）の歯車研削など、産業機器向けの歯車のほとんどの ご要望に応えることができます。

恒温室

井上鉄工所では、高精度な歯車製造を実現するために、歯車の研削（歯研）を行う工場にて大容量の空調設備を２台常時稼働させ、恒温室としています。この恒温室内には歯車研削装置はもちろん、潤滑装置や器具、あるいは歯車研削（歯研）を行った後に使用する測定器などを設置し、20℃付近という一定温度の下で管理することで、年間を通じて高精度な歯車を製造するための環境を整えています。

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