(株)井上鉄工所の井上です。

11月にしては暖かい日が続きましたが、12月からは本格的に寒さが入ってくるとのことです。
暖房器具の準備は済みましたか?暖房器具だけでなく灯油の準備もお忘れなく!
弊社では11月末に朝礼でそのことを話しましたが、「おー、灯油のこと忘れ取った。」と現場から言われてしまった。気づいたことは言葉にして確認せねば。

昨年も書いたが、12/8はふいご(鍛冶屋が使う火をおこす道具)祭り。
11/8に「今日はふいご祭り」とタブレットに出てきたので、福山八幡宮の宮司さんに聞いてみた。そのまま11/8の所もあるが、旧暦の11/8(今年は12/1)の所もある。
福山八幡宮は毎年12/8に執り行うとの回答であった。先日、鍛冶神社の総代会が開かれ、今年もお札を皆さんに配りに参ります。

11月はメッセナゴヤに出展。
福山から出展した仲間と名古屋の夜を毎日堪能した。前日に飲んだところで次の日に来るベテランの方のために飲み屋を教えてもらいそこへ出勤?
帰る時に隣にあった「立喰い寿司屋」なる店へ寄るとびっくりしたことが起こった。ハイボールを頼むと氷が入ったグラスが先に出て、どこからか蛇口があるのかと探していると100mlの缶のハイボールが出てきた。マジこれだけ?注文したアジを口に入れると塩っぱい!飲んでいる人みんな、都会の最先端の様な雰囲気だったのでビックリ。ハイボール1杯とアジ1貫だけで出た。
これって名古屋のスタンダード?名古屋の人誰か教えて!

【1】井上鉄工所の活動『現場診断』

いつもお世話になったいる方から「現場の診断」を行わないか?とお声がけを頂いた。
広島の中小企業大学校で講師をされているI氏にお越し頂き、11月末に現場のチェックを行って頂いた。
午前中は私が工場の案内・仕組みの説明を行ったが、午前の見学・説明でまるまる2日の予定が1日に短縮。午後から3人の作業長からのインタビューと2人の作業動作の確認を行い、報告を受けた。

「100点満点中60点。中小企業でこれだけの点数を取れるのは珍しいよ。」とお褒めの言葉を頂いた。
「毎日行っている環境整備のおかげが強いね。」とのコメント。
報告書の一部を見せてもらうと、5点満点で5点、4点、3点が続いていた中に0点を見つけた。え、これは何?と凝視すると「保護具がどこにあるか一目で分かるか?」と書いてあった。弊社の経営計画書に「安全はすべてに優先する」と書いてあるが、すぐに取り出せないと使用しない。
これは勉強になった。 「安全はすべてに優先する」 ために何をするか具体的に表記しないと行動には結びつかない。

評価が高かったのは「環境整備」といろんな「仕組み」。不具合発生時のチャート図、実行したかどうかのホワイトボード等。
「 不具合発生時のチャート図 」の説明時には、連れてきて頂いた方に「私がいつも言っているのはこのチャート図だ。不具合の報告書も事実確認から入っているのが良い。また、一ヶ月後に有効に機能しているかのチェックは尚良い」と興奮気味に目を輝かしてニコニコ顔だった。

最後の動作確認では、なにやらグラフのようなものが書いてあり、どうやら動いているか、止まっているかの図らしい。
「2人とも言い動きをしてるよ。」の言葉は社長として嬉しかったですね。インタビューや動作確認は私にはどうにも出来ないことで、いつも何を言うやら?と不安材料ですが、少しずつ私の考え方が分かってきてくれているのかなと思います。(と、思うと真逆の事がしばしば起こりますが。)

▼メッセナゴヤ2022に出展しました。

メッセナゴヤ2022の出展ブースメッセナゴヤ2022会場

【2】出展告知

新価値創造展2022

12/14(水)~12/16(金)に「新価値創造展2022」に出展します。
新価値創造展 2022は、新しい価値の創造と新しい市場の開拓という基本ドメインに加えて、地球市民としての起業が果たすべき国際ガイドラインである「SDGs」と、こくないのみならず世界的に重要な要素となっている「生産性向上」をテーマとして開催します。2つのテーマに沿った「メインステージ」と「特別展示」を、リアル展示会、オンライン展示会においても紹介致します。
コロナ禍からの反転攻勢の一歩としてご来場ください。

日時

【リアル開催】
2022/12/14(水) ~ 12/18(金)10:00-17:00

【オンライン開催】
2022/12/01(木)10:00 ~ 12/23(金)17:00

場所東京ビッグサイト 東6ホール A008
料金無料

新価値創造展2022

お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。

【3】社長コラム『三輪の理論』

「三輪(みつわ)の理論」というのをご存じでしょうか?
小学校の時、算数で円を三つ描いてこの面積を計算せよという問題を解いた記憶がある方はイメージ出来るのですが。(下図参照)

三輪の理論

グレーゾーンなし

グレーゾンの発生

現在の我が社

仕事においてこの重なった部分を仕事の重複した所と捉えます。つまり仕事をする上で「このくらいで良いだろう」と自分の担当の所だけを仕事をしているとグレーゾンが発生し、誰も担当をしないところができて不具合が発生する。

上記の具体例がお恥ずかしながら弊社で発生しました。
以前、床磨きで施工済と未施工の写真を掲載しましたが、現在、2Fのトイレまで実施が済んでいます。
偶然入った2Fのトイレの床で「何か見たことがある?」と気づいたのです。テープで四角に囲った線の内側だけを一生懸命に磨き、ワックスを掛けていたのです。
実施した若手の社員を呼んで「テープを取って、線の外側を越えてしないの?」と聞くと「内側だけやれば良いんじゃないですか?」と迷惑そうな顔。
「 線を越えてしないと磨き残しが出来るよ。」
「・・・(そんなことは思ってもいない)」

「仕事と一緒で、みんなが自分の担当を少し越えてグレーゾーンを無くせば不具合や未加工がなくなるんじゃない?まだテープで線を引いているが、これがなくなったても自然と担当部分を越えて磨くことが出来るようになるとうちの会社は儲かってしょうがない会社になるよ!」
我が社ではこの「おせっかい(重複)」を推奨している。

▼重ねていないためグレーゾーンが発生

グレーゾンの発生(実例)グレーゾンの発生(実例)

番外編:地元の尊敬するS先輩の会社名は「三和(みつわ)」だが全く関係ない。
同じ響きなのでふと思い出した。
私と福山の大会社の社長のゴルフの師匠だが、毎回ゼロからの指導となる。これだけやる気のない奴をよく指導する気になるものだと人ごとのように思ってしまう。
弟からは「俺が教えてもらいたい。あんな人に教えてもらえるなんて。」とうらやましがられる。ルールに厳しく、いつも物事に対する気構えを教えてもらっている気がする。いつも笑顔なだけに、一本筋が通ている感がすごい。なのに、少し前まではこうなってると言われても、「そんなはずはない」と思っていたが、最近はタブレットで動画を撮って指導して下さるので反論が出来ない。
「ここをこうすると」と言われるがままにすると、あら不思議、真っ直ぐ飛んでいく。しかし、さすがにコースで振る度に指導して頂くわけには。
コロナになって1回も行っていない。またゼロからのご指導となる。

『地元経済誌に取り上げられました!

びんご経済レポート