(株)井上鉄工所の井上です。

2週連続、週末の台風上陸によって涼しくなった福山ですが、また月末から10月初めまで30℃を超える日が続くそうです。10℃以上の温度差による体調管理には気をつけましょう。

9月末に地元の航空機産業育成協議会「エアクラフトひろしま」のセミナーに行ってきました。
ボーイングのM女史の講演で2021-2023年が回復期、2024-2025年で通常状態という読みであった。既にアメリカ国内では通常に戻っているらしいが、国際線は中国のゼロコロナ政策もあり、遅れ気味。
そう言えば9月初めの国際フロンティア産業メッセ2022での展示会で、 2019年にK重工業からの要請で工場の調査に来られたOBのI氏にお会いした。「井上さんがこの展示会に出られていると伝えたら、M部長がメルマガ読んでると伝えてくれと伝言を受けました。」とのこと。
早めのお声がけお待ちしています。

【1】井上鉄工所の活動『早朝勉強会』

3月に入ってきた29歳のH君。6ヶ月の研修の末、無事、汎用ホブ盤の段取りが出来るようになりました。(時間はかかりますが)そのH君、早朝勉強会で「ホブ(工具)を取り付ける時にアングルを間違えることがある。」と正直に言ってくれたので、同じ年で4年先輩のK君に「彼から情報を聞き出して、アングルについての的確なアドバイスをしてあげて。同じ間違いをしないように。」と指導を指示した。

K君:「計算は出来る?」
H君:「怪しいかもしれない。」
K君:自信を持って「社長、計算が出来ないみたいです。」
井上:「間違いではないが、それでH君がアングルを間違えなくなるのか?同じ間違いをしないようにとお願いしたはずだけど。」
K君:「???」
井上:「H君が言ったことを鵜呑みにするな。ちゃんと確認しろ。」
K君:「???」
井上:「適当なアングルを言って、足し算、引き算をさせる。ちゃんと繰り上がり、繰り下がりを入れる。そこに書かせて正しい計算をしているか確認して。」
K君:「うーん、俺も怪しいかもしれない。」
井上:「おいおい。見てはいけないものを見てしまった様だね。・・・本当の答えは、電卓をたたく。いくら簡単な計算でも電卓で確認をする。ついでに賢くなるために1回目は計算をして2回目は電卓利用。」
K君:妙にうなずく。
井上:「K君が一番勉強したね。」
K君:「そうですね。」

年のせいか自分がしたことも怪しいのに、その人は信じても、その人のやった事は信じない。

とにかくメモを書かせる。メモ用紙ではなく、ホワイトボードに書かせて、おかしいところがあれば上司・同僚からアドバイスがもらえるようにしています。
(帰宅前に写メしてチャットワークに載せ、後日確認もOK!)

仕事のメモ

【2】出展告知

エンジンフォーラム神戸2022

只今、出展中!お近くの人は是非お越し下さい。

10/25~10/26に「エンジンフォーラム神戸2022」に出展します。
エンジンフォーラム神戸 2022は、 航空機エンジンなどのエンジンと産業用ガスタービンエンジンに特化した日本初となる国際的な展示商談会です。国内外のエンジン&ガスタービンメーカー・各種サプライヤー・関係機関が一同に集まり、主催者独自のマッチングシステムを活用して活発な商談を実施します。
コロナ禍からの反転攻勢の一歩としてご来場ください。

日時(リアル開催)2022/10/25(火)9:00-18:00
2022/10/26(水)9:00-17:30
場所神戸国際展示場3号館(神戸ポートアイランド)
料金200ユーロ

エンジンフォーラム神戸2022

お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。

【3】社長コラム『仕組み?習慣?』

先月のメルマガ「本棚組立で採用」について「模型飛行機の組立は出来ないけど、本棚組み立ては出来ます。「カムロック」のOKです。なので井上さんのところで採用ですね。」と言われた。神奈川の方でしたが、「福山に移住の際は、宜しくお願いします。」とお願いした。あちこちに種をまいておかないと芽は出ませんからね。

 先日、メイン銀行の支店長が来られた。何かアドバイスが出来るようにと地元大手自動車M社から出向?出身?の方2名もわざわざ広島から来て頂いた。
工場の案内をし、いろいろと質問され、メモをされていた。
さすがだと思ったのは、支店長含め4名のメモをするところがだいたい一緒。こんな社員がうちの会社にもいたらと、つい、ないものねだりをしてしまった。反省。

工場案内が終わり、応接間で質問や意見を頂いた。
その中でM社(というかその業界)のすごさを知るところとなった。
その方曰く「私がM社から銀行や訪問した会社で思ったことは「仕組み」ではなく「習慣」で物事が動いている。人によって変わる、その時で変わると言うことであろう。これがダメなところだ。
「M社では徹底的に「仕組み」にするように言われてきた。」との事でした。
なるほど、では今やっている環境整備で「仕組み化」している事は正しかったんだなとお墨付きを得られた気分だった。

ところが、「井上さんのところは、「仕組み」から更に「習慣化」を目指していることに驚いた」というお褒めの言葉のようだった。
以前お伝えしたように、不具合の対策をして1ヶ月後に「有効性の確認(その対策が有効に機能しているかどうかの確認)」の判断基準は「習慣になっているかどうか」。
この事を指しているのかと思われた。今後とも仲良くしておきたい(失礼、おつきあいして頂きたい)方々でした。

▼本棚へ収納完了!

あたらしい本棚に本を収納

『地元経済誌に取り上げられました!

びんご経済レポート