(株)井上鉄工所の井上です。

東京の方は先週桜が満開だったそうですが、福山は今が見頃の満開です。
我が家の昨年買った梅と桜が全く反応がない。秋の乾燥期に水が少なかったらしい。枯れたようだが万が一を信じて鉢から土に直に植えることにした。
毎日水をやって諦めかけたとき梅から葉っぱが、桜からつぼみが出てきた。やれやれ。やっぱり信じる者は救われる?

梅の葉っぱ桜のつぼみ

【1】井上鉄工所の活動『多能工化始動 3 』

1,2月に続き、今月も毎週月曜日に「機械技能取得」を行った。
今回は全員で一台の機械を教え合った。
今までは教える側が強く、「分からないのは、教わった側が悪い。」というのが当たり前だったが、今回は教える側も二人になったため、「その教え方じゃあ分からないじゃない?」と言う声が出てきた。それに今までは教えてもらうのが若手だったため「分からない」となかなか言えなかったがベテランが教わる側なので平気で「分からない」が連発されたようである。
「この手順書ではなかなか覚えられない」とベテランが言うと。「じゃあ写メ撮って手順書に貼り付けますね。」と言う会話も。

最近、ハローワークへ行く機会が増えた。
いつも行く所の前に「外国人担当」という文字が見えた。
ついでに行ってみるか?と話を聞いてみた。
「旦那さんが日本人、奥さんが日本人のパートナーが仕事を探していて、結構製造業が人気なんです。」と聞いた。
ただ「日常会話は出来るが読み書きに漢字があると全く読めない。」とのこと。
「今、手順書に写メした写真を貼り付けている。」というと「手順書に写真があると良いですね。日常会話程度ではなかなか伝わらないですよ。」と言われた。
翌日の朝礼でそのことを伝えると「外国人に分かるようになれば本物ですね。」と前向きな意見が出ていた。
「自分も入った頃は専門的すぎて全く分からなかった。あの頃この手順書があったらもっと出来ていた。」が本音の所のようです。

【2】出展告知

中小企業テクノフェアin九州2023

少し早いですが、07/05(水)~07/07(金)に「中小企業テクノフェアin九州2023」に出展します。
中小企業テクノフェアin九州2023 は、課題解決EXPOと称して、企業の様々な現場が抱える課題をワンストップで解決する場です。各種製造現場を対象とした展示会「西日本製造技術イノベーション2023」、デジタルトランスフォーメーションの推進を目的とした「西日本DX推進フェア2023」、環境ビジネス振興を目的とした「エコテクノ2023」など8つの展示会・商談会を組み合わせて同時開催することにより、田の展示会ではない相乗効果を生み出し、地域企業の様々な課題を解決していくための技術交流や商談の場を提供します。
コロナ禍からの反転攻勢の一歩としてご来場ください。

日時(リアル開催)2023/07/05(水)、6(木)、7(金) 10:00~17:00
場所吹西日本総合展示場 新館
〒802-0001北九州市小倉北区浅野3-8-1
料金無料

中小企業テクノフェアin九州2023

お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。

【3】社長コラム『WBC?』

3/21火曜日は休日だが我が社は出勤日。そう、この日は朝8時からWBCのメキシコ戦。
朝礼で「今日は朝から全員で日常点検表のチェックを行う。早く終わったらWBCを見ても良い。」と伝えた。
さぞかし若手の社員が喜ぶだろうと思っていたが、一向に日常点検表のチェックが終わらない。
見たいのに進まないのかと手伝おうとしたがマニュアルを持って来てじっくり日常点検表と照らし合わせている。
凄いなあと感心していると機械の担当数が少ない一人が終わったという。そして「仕事に戻って良いですか?」と。

え?テレビ見ない?次のベテランも「お先です。」と言って降りてしまった。
朝礼で聞いていなかったのかと、テレビを付けようとするといつもパソコンのモニターに使っているのでテレビの線が繋がっていない。
どこかネットでやっているかと検索するとやっているのはAmazonのPRIME VIDEOのみであった。
WIFIに繋げパソコンで見ることに。さすがに大きな音がしたので、作業を中断して残りの社員と見ることに。
再度「最後まで見て良いよ。」というと「じゃあ、この回が終わるまで」と8回の1点で終わったところで全員降りてしまった。
現場指導者のK氏と二人で最終回のサヨナラを見ることになった。

劇的なサヨナラで勝ったという興奮と一緒に喜べなかった寂しさが複雑に混じり合った日でした。
真面目すぎるのか?私が厳しくしすぎているのか?結構悩んだが、後日聞くと「WBC?見てません。」とあっさり言われた。え?マジ?
翌日新幹線で東京に行ったときに、ほぼ全員がスマホかタブレットで観戦していたのには驚きましたが。
町を歩いていると女子高生が「わー!」と言ってたので、つい「日本勝った?」と聞くと「勝ちました!」と返答が。その日ばかりはみんなが素直になれた一日でした。

大谷翔平君の「今日は憧れるのをやめましょう!」もさすがと思ったが、記者クラブでの栗山監督の会見で「出来るか出来るないかではなく、やるかやらないかだ。」の一言が、厳しい現実を率いた本音だと感じた。
一番下の娘にその話をすると「うん。」と。結構効いたようである。
素直に聞いていた。スポーツは人を素直にさせる力がある?

【4】掲載情報

中日BIZナビ

上の「中日BIZナビ」にカーソルを当てると「高精度な歯車技術で空と宇宙の大舞台へ羽ばたく井上鉄工所」という記事にリンクしています。是非読んでください。

『地元経済誌に取り上げられました!

びんご経済レポート