井上鉄工所の井上です。
先日の日曜日、4/18は何の日かご存知ですか?
「発明の日」なのだそうです。
これは1885年の4月18日に現在の特許法のもとになる「専売特許条例」が公布されたことに由来しているのだそうです。

また、418=良い歯の語呂合わせから「良い歯の日」なのだそうです。

弊社にとっては日々『良い歯車の日』になるよう、社員が一丸となって精進しております。

そんな井上鉄工所が作っている商品の一例をご覧ください。

【1】歯車の加工事例

歯研歯車 M4.5 (SCM440)

名称 歯研歯車 M4.5 (SCM440)
種類 平歯車
材質 SCM440
歯形 スパーギア
モジュール M4.5
圧力角 20°
仕上げ 歯車研削(歯研)
精度 JIS1級
熱処理 高周波焼き入れ

こちらは印刷機械(輪転機)用に加工・製造した歯車です。

この歯車は、まず旋盤による粗加工を行った後に、熱処理→旋盤による仕上げ加工→歯切りを行っています。さらに面取り後に高周波焼き入れを行った後に、平研・内研を行い、最後に歯研を行っています。

こうした粗加工後に焼入れを行うのは、芯の奥まで焼きが入らないためです。
この焼入れを行なわないと、硬さが均一でないところに高周波焼入れを行うことになり、歪みが生じてしまいます。

井上鉄工所では、こうした焼入れの知見を元に信頼性の高い歯研歯車を加工しています。
また、井上鉄工所では、歯車測定機によって測定した、歯型・歯筋・ピッチの測定データや撮影実測データを、お客様のご要望に応じて納入させて頂いています。
(なお、歯研をしたものに関してはすべて添付しています)

歯車は精度・強度ともにシビアな条件で使用されるので、実際に図面通りの仕様で仕上がっているかをチェックする必要があります。さらに、もしもの時に備え、熱処理の条件に関しても、お問合せ頂ければいつでも確認できるような体制を整えております。
トレーサビリティが必須なロボットパーツにも安心してお使い頂けます。

お困りの際はお気軽にお問い合わせください。

【2】社長コラム『関東からのご依頼』

この業界、実は同業種の方からの依頼が多いのです。
歯切り・歯研・研磨等、〇〇だけやってね。という注文が多数あります。
日本列島の西側のお客様が大多数です。

ところが最近、関東のお客様からの問い合わせが急増!
どうやら、関東の歯切り屋さんが軒並み廃業されている影響か、広島の弊社にお問い合わせ・ご依頼頂いております。

輸送環境が年々改善された令和の今、井上鉄工所では全国の歯研・歯車でお困りの企業様にお役立ちいたします!
歯車1つから承ります!
図面を出せば、航空機品質の高精度の完成品が届きます。
是非一度、井上鉄工所品質を実物でお確かめ下さい。