井上鉄工所の井上です。

3月初めに嬉しいメールがやってきました。
「4月より会社の移動があり、アドレスが変わるので、変更をして欲しい。」
送り主は、航空機関連の会社の部長さん。何が良いのか分からずも、一応評価してもらっていると思い変更しました。すると4月のメルマガの配信後、こんなメールが送られてきました。

「私は,航空宇宙業界で働いておりますが,改善手法のValue Engineeringの外部団体や,ICT/IoTを活用する外部団体にも縁があって所属しており,そこでは大中小の企業様,個人様とさまざまな情報を交換しております。それらが全て何らかの勉強になっています。井上様のメールマガジンで書かれている内容は,そういった団体で見聞きする情報に匹敵する示唆をいただけるので,拝読させていただいております。」
え、誉めすぎ。会社の粗相を出しただけなのに。

先月の「背中からシャツが出ている人」は反響が高く、埼玉のお客さんを訪問すると、「ちょうどメルマガを読んだときに、シャツが出ている部下がいたの見せてやった。」とニコニコ顔で対応して頂きました。その後の新橋の焼き鳥屋でお会いしたお客様からも「めちゃくちゃ合点がいったので、メールしようかと思いましたよ。」
是非、お便りください。

【1】井上鉄工所の活動

「環境整備」

我が社では、毎日始業後、月~木曜日20分、金曜日50分「環境整備」と称して3S活動を行っています。
8年前に〇菱重工の我が社の担当係長(現在課長)から、「不具合を出した会社に指導に行って、すぐに良くなる会社とならない会社がある。その違いは3S、5S活動をしているかいないかの違いだ。今後、3S、5S活動をしていない会社とは取引しない。」(ちょっと乱暴な言い方ですみません。このような趣旨です。)

ちょうど、リーマンショック当時にすることがなくやり始めた活動を続けていたので、そのグループに入ることにしました。(入会して良くなって評価が上がるか?ボロが出て評価が下がるか?諸刃の剣でした。)
当初、他社より進んでいたと思われていた我が社の活動も先生の指導を受けるたびにグループの仲間の会社がみるみるうちに改善活動が進み、先生から「井上さんの所はのびしろがある。」(上手に言うなあと感心。)と言われるほどになってしまった。

前回紹介した指導してもらっているK氏からも、「成果が出なくなっているのは、何か問題があるからです。」と厳しいお言葉を頂いてしまった。

なんとなく続けることで満足してしまっていた事を反省し、初心に返って「整理(要るものと要らないものを分けて、要らないものを捨てる)」から再開することに。

機械周り(機械の中又は外に工具を取り付ける)を1等地、機械書き前の作業台を2等地と定め、1等地、2等地から1週間使わないものは撤去。(分からないものは、日付の入った紙を付け、使うと紙を剥がす。1週間紙が貼ってあるものは棚へ強制移動。)
置く場所に白ペンで定位置を書いている。現在、社員さんは白ペンを常に持ってお絵描きしています。(白ペンおじさんと呼んでいます(笑))

1週間使ったどうかの事実確認なので、言い訳はできない。と思いきや、1週間以上使わないものまで、白ペンで書いて強制移動を免れようとしている。おぬしやるな!と毎日、現場の工具に日付の書いた紙をせっせと置いています。

定位置から微妙にずれた工具たち
作業台を工具でいっぱいに
工具の分類風景

6月に下記の出展予定がございます。

【2】出展告知

「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN 2022」

6/30〜7/2に「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN 2022」に出展します。
ROBOT TECHNOLOGY JAPAN 2022は、人手不足に直面する国内の生産現場でどのようにロボットを活用すべきか、匠の技に支えられている現場でどのように品質を安定させるのか、人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)の技術をどう活用すべきかなど、工場内の自動化や省人化に関する数々の課題を解決します。
コロナ禍からの反転攻勢の一歩としてご来場ください。

◯日時 リアル開催:2022/6/30(木)~7/2(土)
◯料金:1人1,000円(但し、事前登録者は入場無料)
◯場所:Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)

ROBOT TECHNOLOGY JAPAN 2022: https://robot-technology.jp/

ROBOT TECHNOLOGY JAPAN 2022

お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。

【3】社長コラム

『 炊飯器 』

先月に続き、「手順」のお話。

以前、セミナーで聞いた話だが、大阪のある社長が匠の技についての見解を述べられていた。

「みなさん、ベテランしか出来ないと、諦めていませんか?改善活動もベテランが言うことを聞いてくれないので。とか、納期が迫っているのにベテランが言うことを聞いてくれない、いなくなると困るのでしょうがない。とか。しかし、そのベテランの技術も一つ一つ分解していけば、素人にも出来るようになります。」
ほんまかいな?と聞き入ってしまった。

「みなさんの家に炊飯器ありますよね。あれって、昔でいうと、超ベテランの技なんですよ。初めチョロチョロ中パッパ。聞いたことありますよね。飯炊きのおばあさんの超ベテラン技を表現したモノです。その技を分解して、初めは弱火で、途中から強火に変えて・・・。そうなんです。超ベテラン技を一つ一つ分解して、電気の釜で実現させた。ということは、今困っているベテラン技を一つ一つ分解して、素人にでも分かるレベルで手順書にすれば良い。」
なるほど。

「社員にいつもそのことを言っているんです。出来ないなんて言うな。困った時は電気釜を思い出せと。」
お見事です。

『地元経済誌に取り上げられました!』

びんご経済レポート2022年2月1日号