(株)井上鉄工所の井上です。
1ヶ月も早く梅雨が明けてしまった。先月は「5月の終わりというのに涼しい。もう6月というのに。」と書いていたが、あの頃がうらやましい。毎年、なるべく長く梅雨が続いて、少しでも30°を越える夏を避けたいと思っていたが、その願いもむなしく既に「夏」である。子どもの頃、あれだけ待ち望んでいた「夏」は、60歳を超えると「死」の気配さえする恐ろしい時期となってしまった。先日も、駅前に歩いて行って、うろうろしていると、会社に帰って熱射病になったのか?エアコンの前でもうろうとしていた。
先日、家に帰ると妻と次女がラインで話をしていた。大学の課題を何にするかを話していた。企業のHPやロゴの作成をするというので、「どうせやるんだったら、うちの会社のをしてよ!」というと、「歯車では何をしたら良いか連想できない。」と言う。そこで「歯車は2個以上ないといけない。音がして振動するのではなく、振動して音がする。動力を伝える。うまく行っているチームは歯車が噛んでいるという。」などとウンチクを話し始めると「もっと教えてよ。」と食いついてきた。会社の名刺を写メして、会社案内のデータを送り、「再来年の150周年の企画も考えてよ。」と追加注文。翌日、大量の歯車を送ってくれとラインが来た。創作意欲が出てきたらしい。「うちにはいらない歯車はないよ。」と言ってスクラップの箱を見ると大量の不良の歯車がさびていた。うん?どうやらメッキ分を計算し忘れて狙い寸法を間違ったものだった。大きな歯車と小さな歯車を組み合わせて「150」という数字を作るらしい。おかげでちょー重い荷物を送ることになった。どうも鉄の比重がどれぐらいなのか想像できていないようである。娘と歯車の話ができる日が来るとは、嬉しいものである。

【1】井上鉄工所の活動 『航空機認証更新!』
6/24火曜日から6/26木曜日まで、「JISQ9100(航空機・宇宙及び防衛)認証」の監査が行われた。3年ごとにフル監査となるが、今年はその年に当たった。2019年に取得して今年で6年目に当たるが、担当者から私への依頼がほとんど無くなってきた。2年目は「僕で出来るでしょうか?」と恐れおののいていたが、だんだんと事前準備に依頼されることはなくなった。強いて言えば監査官のホテルの予約ぐらいであろうか?
とはいえ、指摘された事を改善していくのに「このペースで大丈夫?」と言うことも多々あり、大物ぶりを示している。わが社の社員は「大丈夫か?」と聞くと「はい!」と返事は良いが、一向に取りかかろうとしない。昨年は「外注管理の監査」のペースが遅いと指摘を受け、スケジュールを作って訪問する予定だったが、「忙しい」と暇な時に言ってしまい私がぶち切れ状態に。「忙しい」と言うと許されると思っていたのが許せなかった。毎週月曜日の朝礼で進捗確認をすることにし、外注管理予定・報告とお客様情報報告を必須と課している。
最初のトップインタビューで「何か要望はありますか?」と聞かれ、「大金を払うので、社員にいろんな情報を引き出せと言っている。とんちんかんな事を言うかもしれないが容赦して欲しい。」と伝えた。笑顔でにっこりと応えてもらった。いろんなところで「指摘された事に腹が立つ!前回は良いと言ったのに今年はダメと言われた。人によって対応が違う。重箱の隅をつつくような事を言ってくる。」等々。よほど自信があるのでしょうね。年中行事なので喧嘩してもしょうがない。「足らずを教えてくれる所」と捉えている。認証機関によって違いはあるのだろうが、アメリカの認証機関なので、「現場の人間がこれで本当に動くのか?」と実行するかに重きを置いているような気がしている。現場第一!
最後のミーティングでのお願い。「他の会社の方が断然優れている。うちの会社のココが優れている。」を教えて欲しいというリクエストに「何かが劣っているということはない。」「改善活動に対する社員さんの動きが凄い。」「全社員がiPadを使っての情報の管理、やり取りが素晴らしい。」とお褒めのお言葉を頂いた。身に覚えのある者は誇らしそうな顔をしていた。その顔を見るのが嬉しい。小さな会社でも大手に負けないほどの自信を持つことが、これからの会社の成長の糧のようである
【2】出展告知
中小企業テクノフェアin九州2025
07/02(水)~07/04(金)に中小企業テクノフェアin九州2025 に出展します。
中小企業テクノフェアin九州は、“ものづくり”に積極的に取り組む中小企業が、自ら培った技術力による優秀な開発製品や技術、サービスを一堂に展示実演し、広く発注企業、商社に対して「製品開発力」や「加工技術力」を紹介することによって広域的な受注機会の増大、及び新規取引先の開拓を目指します。さらには、出展企業間や発注企業・商社との相互の交流を深め、「ものづくりの展示会」を通じて中小企業の発展と産業の振興に貢献するものです。九州・山口地区への販路開拓やPRの機会に、ぜひ当展示会をご活用ください
コロナ禍からの反転攻勢の一歩としてご来場ください。
| 日時(リアル開催) | 2025/07/02(水) 10:00~17:00 07/04(金) 10:00~17:00 |
| 場所 | 西日本総合展示場 新館 (〒802-0001 北九州市小倉北区浅野3-8-1) |
| 料金 | 入場料:無料 |
近くにご来場の際は、是非お立ち寄りください。

エアロマート名古屋2025
09/24(水)~09/26(金)にエアロマート名古屋2025 に出展します。
航空・宇宙分野の国際展示商談会です。
コロナ禍からの反転攻勢の一歩としてご来場ください。
| 日時(リアル開催) | 2025/09/24(水) 9:00~17:00 セミナー 09/25(木) 9:00~18:00 展示会・商談会 09/16(金) 9:00~17:00 展示会・商談会 |
| 場所 | ポートメッセなごや第1展示館 広島県ブース (〒455-0848 名古屋市港区金城ふ頭3丁目2-1) |
| 料金 | 入場料:無料 |
近くにご来場の際は、是非お立ち寄りください。

【3】社長コラム 『大きな忘れ物!』
明日7/2水曜日から「中小企業テクノフェア」という小倉で展示会です。お近くの方、是非、お立ち寄りください。
ちょっとハプニングが起こってしまった。小倉なので月曜日に送れば到着するとたかをくくっていたが、まさかの時間切れ。「既に九州便は出てしまった。」と言われた。私としたことが。(最近多いが)展示会に展示物が午前中ないという失態となった。午後から来て下さい!
6月もフル活動の一月でした。6/2月曜日に名古屋商工会議所金属部会へ参加。愛知県が運用するSTATION Aiという場所で会議と見学。なんとこの場所は愛知県がスタートアップの方のために作ったという。その建物の中にはトヨタや地元の有力企業が目白押し。特に多くの金融機関が目立つ。スタートアップの企業が大手企業にその場でプレゼン。うまく行くと金融機関がバックアップ。さすが名古屋!いや愛知県!ちなみにわが社でも事務所を構えることが出来るそうです。しかも格安で。「井上さんいかがですか?」名古屋商工会議所の年会費は4万円。実は名古屋商工会議所に入ったのは、名古屋での秋の展示会の出展料がメンバーだと格安になって合わせても元が取れるという判断。では、なぜメンバー?(賛助会員?)になれたかというと、「名古屋は大都市。ただでさえ、工場は市街へ出て行く。なので、郊外の商工会議所に入りつつ、名古屋にも入って欲しい」ということらしい。たまたまわが社がそれに当てはまったという事です。「広島の方も入っているんですよ!」と客寄せパンダとなっているわが社ですが、真剣に考えても良いのかも? どうです。こんな感じで良いでしょうか?名古屋商工会議所のSさん。
その週はそのまま福島で経営計画書作成に行き、そこで缶詰。5年後にこうなりたいと作成していく。ポイントは「逆算」。それ以上知りたい方は弊社へ工場見学にお越し下さい!
5月から「歯車工業会」へ入会。以前よりお世話になっている久留米のK社の社長に推薦文を書いてもらい、入会へ。この方も福山JCの先輩に「お前ら、同業者だから仲よーせーよ!」の一言で長いお付き合い。
その会で滋賀の企業へ工場訪問。レトロフィットで以前から知っていたが、訪問するのは初めて。高騰する最新の機械を考えると「レトロフィットも選択の一つかもしれない。」最新の歯車研削盤は2億円。中小企業が手の届く域を超えてしまった。
6/14土曜日に関西空港を出発してアブダビ経由でパリへ。昨年のロンドンに続き、パリ航空ショーへ向かった。広島県の支援で向かったが、ブースを構えず、事前の面談申込みとひたすら飛び込み営業。さらに経済産業省の支援と民間のマッチング支援で37社との面談を行えたが、数より内容。JETRO(日本貿易振興機構)の支援でかなりの確率で密接な面談を行えた。経済産業省主催の日ーEU防衛レセプションで日本の〇菱重工様の航空機のトップとお会いできた。三原の〇菱重工様と取引がある旨を伝えると「全国の事業所に航空機部門の門戸を開くように指示している。」と言われた。???
昨年オンラインで面談できたアメリカの大手企業の担当者と出会えた時は「やっと出会えた!」とお互いに大喜びの瞬間が何とも言えない。言葉ではない何かが人を動かすことを体験できている事実が嬉しい。「さすがにこの企業は大きすぎるので相手をしてもらえないだろう。」という企業を訪問すると「明日来い。担当者に伝えた。」と言われ、話半分で迎えた面談でサプライチェーンの担当者に「2週間以内に回答を出す。ここに来るまで良く頑張ったね。」と一言。海外企業は努力が報われる感じつつ、いつまでも「実績は?」と言われる国内の企業との差を感じる。もちろん、チャンスはもらえるが後は実力次第。誰も助けてはくれない世界に躊躇と夢の世界の可能性を同時に体験している。
出発1,2日前にイスラエルがイランに攻撃。昨年はドバイ経由でイラクの上空を通ってトルコ、黒海を通りヨーロッパへ。今年は、アブダビ(ドバイと同じアラブ首長国連邦)経由ではイスラエルとイランの間のイラク上空はミサイルの格好の餌食。どうするかとずっと航路を見ていたが、アブダビからサウジアラビア上空を通ってエジプトへ。それから地中海を通ってヨーロッパへ向かいました。当然、迂回路のため定刻には着かず、遅れての到着であった。果たして、この緊迫感を乗客の何人が味わったのだろうか?
空港からホテルへ1本のバスで行けるという立地だが、口コミは「外国人が多く、治安が悪い。だが地下鉄、バスから近いので安心。」と不思議な表現。「エアコンあり」で検索をして予約したが「エアコンはない」今話題の「〇goda」での予約でした。クソ暑くなる前日に帰ったのでやれやれです。
パリの地下鉄は「スリ」が多い。と、行く前に散々ユーチューブで聞かされてきたが、東京の地下鉄のように2,3分で次の電車がやってくるという結構快適な状況であった。(もちろん、かばんは前に置き、細心の注意をして)夜は22時頃まで明るくて高緯度を実感した(白夜?)。(明るいのでついつい飲んでしまう。)昨年は4時起き、5:50のバスに乗り、1時間電車に揺られ、20分ほどシャトルバス。帰りは21時頃ホテル着。に比べ移動時間が劇的に減少し、ゆったりと夕食を取ることが出来た。とにかく食事が美味しく(値段は高い!)、これが文化の高さ?と感じ入ってしまった。
先月、新工場お披露目会にご招待頂いたので、お礼とご挨拶に訪問。すれ違う社員さんから「こんにちは!」と大きな声での挨拶。「何か違うなあ。」良い意味での裏切られ感に感動すら覚えた。「何かお手伝いできることがあれば、お申し付けください。」ここの社員さんとずっとしゃべっていたいなあと思えるすがすがしさであった。
6/30月曜日、こちらも古くからのお客様を訪問。「社長のメルマガ楽しみにしている。」とS製作のH氏からお褒めのお言葉。たわいのない話にお付き合いいただき有難うございます。イニシャルトークでしかお礼をお伝えできないのでこれでご容赦を! そう言えば昨年、財務省の方から「100号に達したら本にすると良いよ!」と言われたが、そこまで続けられるだろうか? 最近遅れ気味ですみません。





