(株)井上鉄工所の井上です。
5月の終わりというのに涼しい。もう6月というのに。ある日はストーブまた出す?と妻との会話。このまま涼しいままが良いという考えと、例年のように「暑い時は暑く、寒い時は寒く」でないと経済は廻らないと経営者の目が。
やってきました。「わらび」の季節。福山の「わらび」の季節は終わりましたが、県北の「秘密の場所」ではこれからが最盛期!目をつぶると辺り一面の「わらび」が見える季節です。
先日、「県北」へわらび取りに。帰りにいつも気になっていた「うどん屋」さんに行ってみることに。「うち店は初めて?」と聞かれたが「実は冬にここの駐車場で子どもとそり遊びをさせてもらっていた。」と言うとにっこり。何しに来たのかと聞かれ「わらびを取りに」。「もう終わりだね。」「あく抜きはしている?」と言われ「重曹で」というと「これが良いよ」と「お風呂炊きの灰」をもらった。家に帰って言われるがままにその「灰」を使うと鮮やかな緑色に。「どう見てもあくは抜けてるね。」とおいしさも倍増した気がした。
その店で食べたのは「うどん+おにぎり2個」炭水化物+炭水化物だったが、美味しかった。水がきれいなところの米はうまい。「地元産の米」と高らかに壁に貼ってあったが、この人達はいつもと同じように米を作って、自分で作った「米」を食べているんだろうな。と思うと羨ましく感じる。米は去年の倍の値段、何かが狂っている? 選挙に行くしかないですね。

【1】井上鉄工所の活動 『機械技能習得!』
弊社では毎週月曜日「機械技能習得」の時間を設けている。始業の8:00から8:40まで。ベテランに「後輩の指導をするように。」と言っても、暇な時は教えるが忙しくなると「忙しいのでそんな暇はない。」と言ってしなくなるので、強制的に時間を設けて後輩の指導時間を設けている。だが、「報告するように。」と言っても誰もしない。では強制的に報告の時間を設けることにした。その「機械技能習得」の時間にある程度教えると「手順書」を基にベテランの前でプレゼンの時間を設けることにした。「発表の前に指導者としっかりと打合せをすること。」と言って、指導者が「俺は知らん」というのを防ぐことも念頭に。
これは何のためにやるのか?指導した人間がどこまで分かっているかをはっきりさせるため。結構、教える側は「これくらいは分かっているだろう。」と勝手に判断するが、指導した人間が不良を出すと決まって「これくらいは分かっているだろう。」と憶測で判断をしている。根拠もなく決めるなと分からしめるために行っている。だが、「発表者に質問をするように。」と言っても「これは教えている。」と自己弁護ばかり。「質問をするというのは、本当に分かっているのかを判断するためで、分かっていないのは指導者が悪いという事ではない。」と言っても「これは教えている。」を繰り返す。理解できないのならもう良いと私が質問。「この前の不良の原因は何?」先輩がこのていたらくでは当然答えられない。助け船を出してくれる人もあるが、しばらくはその指導では理解できていないのダメ出しをするしか無いようである。一番怖いのは、先輩が教えてくれたことを理解ができていないために、必ずやらなければならないことをその理解していない人のせいで、「やらなくて良い」に変換されてしまう事である。真面目な人だと「これは先輩に言われたからやる。」だが、そんな人ばかりではない。手順書に「何のために」まで書くように指導している。
そろそろ来年度の経営計画書を作る時期。昨年、同じ製造業の先輩に「めんどくさいと思うけど毎月棚卸しをしないと本当の実力は分からないよ。腹くくったら?」1年経ってやっと「毎月、棚卸しをする」と宣言。9月の決算の時の様な精緻な数字ではなくても、現場に貼っている納期リストを使っての計算とすることにした。記入漏れの無いようにと現場には再確認できたのも良かったのかも。普段通りのことを確実にすることが一番のようである。本当の実力が出る。これからが楽しみである。
【2】出展告知
中小企業テクノフェアin九州2025
07/02(水)~07/04(金)に中小企業テクノフェアin九州2025 に出展します。
中小企業テクノフェアin九州は、“ものづくり”に積極的に取り組む中小企業が、自ら培った技術力による優秀な開発製品や技術、サービスを一堂に展示実演し、広く発注企業、商社に対して「製品開発力」や「加工技術力」を紹介することによって広域的な受注機会の増大、及び新規取引先の開拓を目指します。さらには、出展企業間や発注企業・商社との相互の交流を深め、「ものづくりの展示会」を通じて中小企業の発展と産業の振興に貢献するものです。九州・山口地区への販路開拓やPRの機会に、ぜひ当展示会をご活用ください
コロナ禍からの反転攻勢の一歩としてご来場ください。
日時(リアル開催) | 2025/07/02(水) 10:00~17:00 07/04(金) 10:00~17:00 |
場所 | 西日本総合展示場 新館 (〒802-0001 北九州市小倉北区浅野3-8-1) |
料金 | 入場料:無料 |
近くにご来場の際は、是非お立ち寄りください。

エアロマート名古屋2025
09/24(水)~09/26(金)にエアロマート名古屋2025 に出展します。
航空・宇宙分野の国際展示商談会です。
コロナ禍からの反転攻勢の一歩としてご来場ください。
日時(リアル開催) | 2025/09/24(水) 9:00~17:00 セミナー 09/25(木) 9:00~18:00 展示会・商談会 09/16(金) 9:00~17:00 展示会・商談会 |
場所 | ポートメッセなごや第1展示館 広島県ブース (〒455-0848 名古屋市港区金城ふ頭3丁目2-1) |
料金 | 入場料:無料 |
近くにご来場の際は、是非お立ち寄りください。

【3】社長コラム 『40年もののスーパーニッカ!』
万博に行った翌日に大学時代のサークルの後輩がいる奈良へ。大阪で後輩と一杯やっているとお互いの奥様の話に。うちの奥様は只今「薔薇」にはまっていると伝えると「うちの奥さん、結構詳しいですよ。家も薔薇で埋め尽くされている。」との情報が。「今度、家に寄らせてくれ。」というと「いつでも」と快諾。奥様が喜んでくれると思い「万博の翌日に奥さんが薔薇好きの後輩の家に行こう!」と言うと「なんで?」とつれない一言。旦那が勝手に事を進める「あるある」だが、「もう後輩がOKと言ってくれた。」とごり押し。奥様は万博に行きたいのが勝って「しぶしぶ」承諾。後輩の家へ伺うとうちの奥様は一瞬で後輩の家の薔薇とそれを育てている奥様に魅了され質問攻め。奈良の国立博物館で開催中の「超、国宝展」へ連れて行ってもらい、その後車でしか行けない「岩船寺」へ。奥様、満面の笑みの一日でした。
で、その後輩夫婦が先月末、我が家へ。福山で開催される世界会議の週に福山へ。おかげで駅前からバラ公園までの道は最高の状態での薔薇が咲きあふれている所に来てもらいました。私は、その日は東京からの帰りでしたが、あいにくの雨。根拠もなく「俺は晴れ男だから大丈夫!」と言い放ち(奈良の国宝展の日も大雨注意報が出てましたがその日も雨はやみました)、私が福山に着くと小雨に。だめもとで「阿伏兎観音」に着く頃には雨がやみ、無事観光ができました。夕食後に我が家へ。これも奥様が「うちに泊まってもらえば良いのに。」の一言で、後輩に「うちに泊まれよ。」というと「まじですか?ホテル代が浮きます。有り難うございます」で決まってしまったが、うちで飲んでいると後輩の奥様から「旦那が、井上さんの奥さんが泊まってと言ってもらったんで泊まる。」の一言でびっくりした。とクレームが。この年になると奥様基準で「喜ぶか?喜ばないか?」で「勝手に」動いてしまうのです。(悪気はないのです。)おかげでわが奥様は後輩の奥さんの横で子犬のように「待て」をしていました。
その夜に私はしたいことがありまして。実はその後輩は大学時代に我が家へ遊びに来たことがあるのです。例の「青春18切符」を使って。その時にお互い貧乏学生だったのにわざわざ手土産を。当時、大学生にはもったいない「スーパーニッカ」を「これ飲んでください。」と言ってくれたのです。その「スーパーニッカ」を嬉しくてずっと飲まずに「また来てくれた時に一緒に飲もう」と開けずに保持。その時が40年ぶりにやって来た。「あの時お前が持ってきてくれたスーパーニッカ。」と言うと、さすがに「まじですか?40年ものですね。」と言いながら飲むと私もびっくりするぐらいうまかった。瓶の中では熟成はしないだろうが、40年の思い出と我が家での再会がプラスしてくれたのであろう。
で、それだけでは終わらない。その大事にしてきた「スーパーニッカ40年」を昨年、奥様が勝手に開けて1/4ほど飲んでいた。さすがに「お前なあー」と・・・。事情を聞いてさすがの奥様も「ごめんなさい。・・・」でした。
翌日は、県北の「秘密のわらびの場所」まで連れて行って振り回した2日でした。お疲れ様でした。



