(株)井上鉄工所の井上です。
意外と気温の上がらなかった3月も、後半になってやっと温かい空気が流れるようになった。朝夕はまだ「寒い」とストーブをつけていたが、それも不要になりつつある。三寒四温とはよく言ったもので、今年もそのルール通りに一雨ごとに温かくなるのを感じている。
春と言えば、わが家では「わらび」の季節。3月中旬まで全く出ていなかったのは乾燥(雨が全く降らず、乾燥注意報が出る始末)も原因の一つ?こちらも一雨ごとにニョキニョキと生えてきている。わが家の奥様も先週辺りから活動開始。せっせとワラビ取りに出かけている。
先週、県北の山へ山登りに向かった。当初は「道後山」へ向かうつもりだったが、細い道に入る前にルート検索。すると「4月中旬まで雪のため閉鎖」と書いてある。二人とも「えー、まだ雪あるの?」と驚き。車が四駆とはいえ、「閉鎖の道は無理だな。」と行き先変更。「県民の森」へと向かった。ここにはスキー情もあり、車で行けるところの標高は「810m」と表示してあった。上の方のスキー場はところどころ下地の草が見え、雪解け水もザーザーと流れていた。登山客はほとんどいなくて、車が4,5台程度。「頂上まで上れるかなあ?」と二人でおどけながら上っていった。すれ違う人も無く、風で木の葉のこすれ会う音と小鳥のさえずりのみ。
そしてここでもウグイスの声が。順調に登っていたが、あと数百メートルという所で雪に阻まれて断念。下りの道で分岐点となって少し広がっている所で弁当を食べた。帰りの道で「結構雪深くてズボったねえ。」「いつになったら頂上まで行けるかなあ?」と言いながら帰途へ。翌週。リベンジとばかりに再挑戦。無事、頂上まで到達!いつもは草木でおおわれて周りが見渡せないのだが、この季節は枯れ木ばかりで360度パノラマ状態。その山の名前は「毛無山」。冬に名前を付けたのであろうか?




【1】井上鉄工所の活動 『12周年発表大会!』
3/27金曜日、広島県民文化センターふくやま(エストパルク)にて、「広島3Sネットワーク」の改善発表会が行われた。1年間の改善の成果を発表する会で、参加している6社の発表が行われた。12年前に〇菱重工様の外注11社で始まったが、現在では外注縛りが消え、切削中心の企業から「瓦」を扱う企業が入会するなどして参加する企業も多様化してきた。
基調講演は3S業界では有名な大阪の山田製作所の会長にお願いした。この方は最初の立ち上げのキックオフの時にも講演していただいた方である。仕事量95%減からの復活。その源は3S活動。父親との3S改善活動に対する攻防。父親が外出する度にいらないものをスクラップ屋を呼んで捨てた。古くて使えないような機械も父親にとっては苦労の証(あかし)。その機械を捨てるなんて何事か?ベテラン社員は抵抗勢力となり、ルールを守るようにと毎日のように注意すると初めは「忘れてとった」が日が増すごとに「なんでお前にいわれんとあかんのか?」と大げんか。それでも工場をきれいにして、整理整頓の行き届いた工場へと変えていった。今では海外70カ国から工場見学が絶えない。工場の屋根の裏までペンキを塗ったそうだ。そのペンキ塗りを最後まで仕上げたのは父親であった。「お父さん納得してくれたんだ。」
「一生懸命ではあかん。経営者が本気にならんと。」「うちでは例外はありません。」この二つが刺さりました。
昨年度から私が会長をしているので、私が開会の挨拶。この会の開始からの経緯と「この会に入りませんか?」を伝えるだけでは面白くないですね。それでも100名近い参加者の前での挨拶に久々に緊張しました。最後の締めの挨拶はI鉄工のM女史が熱い想いと参加された皆様への感謝を上手に伝えられていました。素晴らしい!
弊社は2番目の発表。昨年12月に入ったばかりの社員と2年目の子に発表をさせた。他の企業はNO.2の専務やリーダークラスの人が発表していたが、我が社はいつも若い者に機会をとさせている。翌週の朝礼では、堂々と発表会に参加させてもらったお礼と内容を参加できなかった社員に説明をしていた。マイナス言葉の多い子ですが、一皮むけたようです。

【2】出展告知
MEX金沢2026
5/14(木)~5/16(土)にMEX金沢2026に出展予定です。
【テーマ】
心躍るテクノロジー 未来がここから動き出す
【開催趣旨】
金属加工・加工機械及びその関連製品並びに電機・電子関連機器等の流通促進と技術交流を図り、産業と貿易の振興発展に寄与する事を目的とする。
トランプ関税禍からの反転攻勢の一歩としてご来場ください。
| 日時(リアル開催) | 2026/05/14(木)、15(金) 10:00~17:00 展示会 05/16(土) 10:00~16:00 展示会 |
| オンライン開催 | 2025/11/13(木)10:00~11/27(木)17:00 |
| 場所 | 石川県産業展示館 (〒920-0361 金沢市袋畠町南193) |
| 料金 | 入場料:無料 |
近くにご来場の際は、是非お立ち寄りください。

中小企業テクノフェア2026
07/08(水)~07/10(金)に中小企業テクノフェア2026に出展します。
中小企業テクノフェアin九州は、“ものづくり”に積極的に取り組む中小企業が、自ら培った技術力による優秀な開発製品や技術、サービスを一堂に展示実演し、広く発注企業、商社に対して「製品開発力」や「加工技術力」を紹介することによって広域的な受注機会の増大、及び新規取引先の開拓を目指します。さらには、出展企業間や発注企業・商社との相互の交流を深め、「ものづくりの展示会」を通じて中小企業の発展と産業の振興に貢献するものです。
トランプ関税禍からの反転攻勢の一歩としてご来場ください。
| 日時(リアル開催) | 2026/07/08(水) 10:00~17:00 展示会 07/09(木) 10:00~17:00 展示会 07/10(金) 10:00~17:00 展示会 |
| 場所 | 北九州メッセ(旧 西日本総合展示場新館) (〒802-0001 福岡県北九州市小倉北区浅野3丁目8-1) |
| 料金 | 入場料:無料 |
近くにご来場の際は、是非お立ち寄りください。

【3】社長コラム 『ある奥様の言語化!』
3/3火曜日、午後からINPIT(知財総合支援窓口)の指導。現場、事務の全てのデータ管理をどう扱うか?まずは、データを管理する場所の決め事。USBはデータの移動にしか使わない。(データ保存用に使ってはいけない。)パソコンのデータ、OneDrive上のデータの決め事。フォルダの階層。機械データはどこに保存するか?等の問題を一つずつ決めていき、悩むところはINPITの指導者にアドバイスを頂くという手順で確実に行った。今、この場に出席している社員は理解できているのかもしれないが今後入社する社員にどう伝えていくか等も相談に乗ってもらった。
初めの頃は、小さな会社が細かく決めていくと動きが遅くなったり、どうすれば良いかわからず、停滞すると言われたが、漠然としか決めていないことに危機感を抱いてくれた社員に感謝している。「決めたことは守る。」前述の3Sネットワークでの開会の唱和に入っているが、なかなか難しい。ルールが無いと動けないが、ルールが多すぎるとルールを覚えるのに手間取る。皆んなが守ればルールはいらないのですが。
3/5木曜日、10:00から「新卒向け合同企業説明会」が福山ニューキャッスルホテルで開かれた。地元の大手企業も出るので期待は薄いが、毎年、「モノづくりがしたい。」という生徒が訪問してくれる。昨年一人、今年も一人だけだったが、今どきの学生の話を聞けるのはありがたい。卒業して一番近い社員がお手伝いをすることになっているので、昨年12月に入った子を連れて行った。「学生がアプローチする時間」と「企業が呼び込みをして良い時間」が線引きしてあったので、「呼び込み」の時間に「前に出て呼び込め。」というと「興味がある子は勝手に来ますよ。」とさらりと言う。「モノづくりに興味のある子は結構いるよ。前に出て声を出せ。」というと渋々前へ。他のブースはどこも上司に言われるのでなく「呼び込みして良いです。」のアナウンスがあると積極的に前に出て呼び込みをしていた。去年この場に連れてきた子は「社長、呼び込みしていいですか?」と言って出て行き。「友達がいたので、情報交換してきました。」と勝手に報告していた。呼び込みが嫌というより自分の会社の魅力が伝えられないのですかね?事前レクチャーが必要なようです。
3/7土曜日、小型船舶免許の更新を行った。一昨年、財布をすられたので免許証はなし。追加で1,000円払う羽目に。手続きをしていると、「身体検査」と言うのがあった。「何するんだっけ?」と言われるがままに動作(「手を前に出して」「大きく振ってください。」等)をしていると、「そうか、そういうことか。」納得した。以前いた子で「腰を回して」が出来ない子がいた。そんな事があり得るのか?と思っていたが、自分の意思を行動に繋げられない子が少なからずいるようです。そんな人が免許を取得すると命取りになる。「身体検査」なるものは必要なんだと実感した。友達に聞くと「おるよ。そんな子。」「右に行けと言って反対方向に行く子。右と左が分からないのではなく、こっち、あっちと指示しても出来ない子が。」履歴書や学歴で判断できない事を思い知った。
最近、「よろず相談」というものを活用している。各県にあるそうだが、無料でオンラインでマンツーマンで指導してくれる。財務からIT・DX、経営戦略、マーケティング、インスタグラム等のSNSのビジネスへの利用法等、なんでもである。個人のスタートアップの人が多いような気もするが、タダで利用できるものはなんでも使えば良い。
先日、「日報」の利用法について相談したが、送ったエクセルをスクショし、生成AIに読み込ませて、こうしてはどうかと言われた。「基準となる時間」が記入されていなかったため、ここが分からないと判断しにくいと回答された。ただ、加工時間と段取時間の比較からこの人は初心者で、ここを伸ばせば良いという回答には驚いた。どこかの社長が言っていたが、「社長はなかなか社員には聞きづらいことがあるので、もっぱら生成AIに投げかけている。」と。なるほどと思うところと、それで良いのか?という葛藤が出てくるのであった。
先日、ある人からこんな事を聞いた。「うちの奥さんは神社仏閣を訪れるのが趣味だ。自分は全く信用していない。でも、お祈りしているとき言葉にしているんだよね。これって言語化じゃない?」すごい発想!
最近、よく聞く「言語化」。書籍にも多く取り上げられている。身近なところで使われることが一番の理解だと知った。それからは、神社、仏前で拝む時は、具体的に言葉にしてお願いするようにしました。
最近、はまっているもの。YouTubeの中で日本語ペラペラの外国人が出てきて、いろんな話題で話をするものがある。あるときの話題が目からウロコだった。例えば「〇〇です。」と言うとき、最後の「す」は子音になっていて「う」を発音していない。関西人は「〇〇です↗。」となって「う」を発音している。「新橋」は「SHINBASHI」ではなく「SHIMBASHI」で、「ん」とは発音していない。「経営」は「ケイエイ」ではなく「ケーエイ」と発音している。そこが外国人にとって表記と発音が違うので難しいとのことです。日本に来ると「あざ-す」と言われ、何を言っているのか分からない。母国でも日本語学校でも「ありがとうございます」だと教えてくれない。海外文化との比較が面白いと思って見ていたが、普段使っている日本語の特異性に気づかされた。ちなみに「ん」の発音は何十とあるらしい。無意識で識別していたなんて。我々はすごいんです。





