(株)井上鉄工所の井上です。
あっという間に2月。「一月は往ぬる、二月は逃げる、三月は去る。」と言うが、この調子だと二月もあったいう間に終わってしまうのだろうなあと感じる。だが、実際には体調が悪く、飲酒の機会が少なかったせいで(夜遅くまで起きていなかった)、短く感じたのであろう。
一月に「4kg減の体を手にした」と書いたが、胃がが小さくなったせいか、食事は少しの量で満足してしまう。1月の20~24の週と1月の誕生日に飲酒をしたぐらいで、現在では「6kg減」の体を手に入れた。が、お腹周りは相変わらず大きく、スーツのパンツも変わらずである。妻にそのことを話すと「今まではお腹が大きくて出た腹の下でベルトをしていたが、今はちょうどおへその辺でベルトをしているからじゃない。小さくなっているんよ。」と前向きなお言葉。なんでそう思うのか聞くと「お産の時、自分も大きいお腹で下が見えなかった。」と言う。なるほど、経験値は相手に納得させる一番の情報である。


【1】井上鉄工所の活動 『彩の国ビジネスアリーナ2025出展!』
1/20月曜日に中小機構主催の「先端産業・医療機器CEO商談会」というマッチングに参加してきた。相手はインドの巨大企業だが、必要とする技術に「歯車」と書かれていたため申し込んでその日を迎えた。JETROのS氏も加わり面談。司会の方が「初めにお互いの企業紹介をした後、出展企業はどんなことを求めているのか?面談企業はどのような事でお役に立てるのか提示して下さい。」と挨拶。「どんなことを提示できるか?と言われても「歯車技術」に興味があるから申し込んだんじゃん。」と焦る。相手方の通訳は何度もしているのか?延々しゃべってから通訳。うちの会社の通訳はちょっとしゃべって通訳、ちょっとで通訳と進まない。企業概要の後に続けて話したものだから必死でメモをしていた。要求事項に「歯車」が書かれていたことと、うちの技術をインドに広める為に相手方に商社になって欲しいと要望すると面食らった様子であった。しかし、メインの取引先が〇菱重工さんだというと食らいついてきた。(天下の〇菱重工さん、さすが!)価格が高そうだが、これだけの技術を持っている会社はインドにはないと今後も継続的に話し合いを続けていくことで合意。JETROのS氏のここぞとばかりに英語でまくし立てる技術は最高!元商社マンの底力を垣間見た。
翌日1/21火曜日は展示会の準備、そして1/22水曜日、23木曜日は「彩の国ビジネスアリーナ2025」に出展。昨年と同じく同日にビッグサイトで大きな展示会があり、そちらにお客を取られたようだ。でも、このメルマガで案内を出していたせいか?既存のお客様が大勢いらしてくれた。「暇なんでちょっと座ってよ。」と椅子を勧めて、関東方面の現在の仕事量を聞かせてもらった。どこもあまり良くないようで、「景気が良くないので、経費削減であまり遠くに行けない。」という声も。
今の展示会は4,5年後のお客様との出逢いと肝に銘じ、今年もコスパの良い展示会へシフトしていく予定だ。現在のところ次回の展示会は7月の小倉であるが、5月の金沢の展示会はキャンセル待ちです。そろそろ連絡が来そうな気もするが。その時は北陸方面の方々、美味しいお店をご紹介下さい。


【2】出展告知
07/02(水)~07/04(金)に中小企業テクノフェアin九州2025 に出展します。
中小企業テクノフェアin九州は、“ものづくり”に積極的に取り組む中小企業が、自ら培った技術力による優秀な開発製品や技術、サービスを一堂に展示実演し、広く発注企業、商社に対して「製品開発力」や「加工技術力」を紹介することによって広域的な受注機会の増大、及び新規取引先の開拓を目指します。さらには、出展企業間や発注企業・商社との相互の交流を深め、「ものづくりの展示会」を通じて中小企業の発展と産業の振興に貢献するものです。九州・山口地区への販路開拓やPRの機会に、ぜひ当展示会をご活用ください
コロナ禍からの反転攻勢の一歩としてご来場ください。
日時(リアル開催) | 2025/07/02(水) 10:00~17:00 07/03(木) 10:00~17:00 |
場所 | 西日本総合展示場 新館 (〒802-0001 北九州市小倉北区浅野3-8-1) |
料金 | 入場料:無料 |
近くにご来場の際は、是非お立ち寄りください。
【3】社長コラム 『あんたは出来るんよ!』
1/28火曜日に某銀行の新年会があった。講演者は「森永卓郎」氏の長男「森永康平」氏。前日にネットニュースで父親が調子が悪いと聞いていたので、開催できるか心配であったが無事講演を終えられて帰られた。日銀の利上げに反対の意を出されていたが、グラフや数字を使っての説明に唸ってしまった。
その日の遅くにネットニュースで亡くなられた事を知ったが、1/28午後1時33分死去と書かれていたので、講演当日に亡くなられていたことになる。そのプロ意識に頭が下がると、講演を聞いた者たちでご冥福をお祈りしますと讃えられている。
先日、たまたま「(株)植松電機の植松努」氏の動画を見ていた。小さな頃に先生から「お前はダメだ。」といつもダメ押しをされていたらしい。そしてその先生の口癖が「どうせ無理。」と聞いた。それを聞いて昔ある人に尋ねられたことを思い出した。歯切り盤メーカーのその人と飲みに行ったところ、「井上さんは前向きだね。何か理由があるの?」そんな事を聞かれたことはなかったのでこちらもビックリ。少し考えてみると小さな時いつも母親から「あんたは出来るんよ。」と理由を語るわけでもなく「できるんよ。」と呪文がかかったのだろうか?と答えた事がある。
そんなことからか、やらずして「出来ない。」とか「無理です。」と言われると反応してしまう。「出来ないって証明できるんか?」とか「無理っていう意味知ってるのか?」今ではパワハラになるんでしょうか? 現場指導をしてもらってる方からこうよく言われます。「ムリ」とは能力以上の負荷がかかっている状態。ムダとは能力に対して負荷が下回っている状態。ムラとは無理とムダが混在して予測できない状態。おまえに負荷なんかかかっていないじゃないか?無理の意味も知らないでムリと言うな。その通りです。
1/30木曜日,31金曜日で博多「自衛隊ニーズセミナー」、「自衛隊視察ツアー」に出席してきた。前回は「地元の駐屯地に行け。」と言われたが(駐屯地がないのは奈良県だけらしい)、今回は「使いたい物が日本製ではないため、修理に時間がかかり別にもう一個買わなくてはならない。是非、日本で作ってもらいたい。」と切実な要望を聞かされた。「歯車」は?大手企業への参入しかないのか?是非、良い方法をご教授下さい。

