(株)井上鉄工所の井上です。
やっと朝夕が涼しくなってきました。温度差が10℃以上開くと人間でも体に響くが、機械ならなおさらのこと。寸法管理が難しい季節となってきました。あれだけ暑い暑いと言っていたのに、そのうち寒い寒いと言うのだろう。人間とはいい加減なものである。
うちの社員が朝から「缶コーヒーが一杯出来て。」と事務所に駆け込んできた。「ラッキーじゃん。全部もらったら?」と返答すると「一杯出てきて取れない。」と言う。「???」取りあえず現場へ急行!
するとしたの写真の状態。必至で何とか取り出そうとしたが、手が汚れるだけで時間が無駄と判断。やむなくベンダーへ連絡をすることに。残念でした。
【1】井上鉄工所の活動 『曼荼羅チャートPART2』
今月より新しい期となり、新しい方針のもと、社員も新しい計画を立てることとなった。弊社では個人目標は、「曼荼羅チャート」を使って計画を立てていたが、今ひとつ実行に移せない社員の現状にいらだちすら覚えていた。そこで、更に進化した曼荼羅チャートの作成に着手し、これなら行けるんじゃないかというものを作ることが出来た。なんのことはない、目標の「生産性向上10%UP」の「なぜ」「なぜ」をもう一つ増やして「なぜ」「なぜ」「なぜ」としたのである。???と思われた方、正常です。
もう一つ階層をつくり、より具体的な行動を促したのである。下の左図を見て欲しいのですが(小さくて済みません。)、例えば「曼荼羅チャート 1」の左上の「作業スピードの向上(橙色)」を「曼荼羅チャート 2」の真ん中に持って行き、更に下層の図を作るのである。つまり具体的になっていくのです。「なぜ」の3回「なぜ」「なぜ」「なぜ」を行ったのです。(トヨタは「なぜ」を5回繰り返せと言っていますが)
もう一つのポイントは「動詞」にすること。「名詞」だと行動に起こせない。「〇〇する」にすると自然と動けるようになってくる。お試しあれ!
【2】出展告知
11/29(金)~11/30(土)にロボット・航空宇宙フェスタふくしま 2024 に出展します。
口ボット・航空宇宙に関連する製品・技術が福島に集結!
ロボット・航空宇宙関連産業の育成・集積に取り組む福島県において、関連製品・技術等を一堂に紹介する展示会を開催します。
コロナ禍からの反転攻勢の一歩としてご来場ください。
日時(リアル開催) | 2024/11/29(金) 10:00~17:00 11/30(土) 10:00~16:00 |
場所 | ビッグパレットふくしま(福島県産業交流館) (〒963-0115 福島県郡山市南2-52) |
料金 | 入場料:無料 |
近くにご来場の際は、是非お立ち寄りください。
【3】社長コラム 『 嘘がつけない? ChatGPT!』
10/16水曜日から10/19土曜日まで東京ビッグサイトにて国際航空宇宙展に出展した。西ホール3に出展したが、大手企業が集まる立地としては最高の場所であった。うちのような小さな企業は1Fのホールに集約されていたが、ブースに来られる皆さんから「良い所に出展してますね。」と羨ましがられた。今回もわが奥様は着物を着て集客に頑張っていたが、ロンドンよりずっと恥ずかしかったとのたもうていた。日本人の女性の目が冷たく感じると言うが、そんなもんであろうか?
チェコやイタリアは具体的な案件の提示。南アフリカ、チュニジア、ベトナム等の後進国からは歓待。海外の方が反応が良いのはどういうこと?これから航空機や宇宙の発展にかける期待のせいだろうか?そのせいかJETROのS氏の動きが加速する。事前に面談の取れたところとの商談に加え、S氏との飛び込み営業。「井上社長、良いところを見つけた。あそこはヨーロッパでは大変評価が高いところだ。」「アフリカの半分は前職の関係で行ったことがある。ここは将来の発展が期待されるところだ。」等。私が学生の頃、世界を股にかけた商社マンになりたかった夢を今見せてくれているような気がして素直に楽しい。(リゲインの世界だな!)
10/19土曜日は、高校の東京支部の最後の同窓会があった。関東方面に卒業生が来なくなって、残念ながら今年で最後となる。幹事年の時に実行委員長をさせられた?させてもらった?その前年にお願いに行き、開催したお礼にと2度伺った。挨拶をさせていただいた東京支部の実行委員会の皆さんの暖かさに甘えて、今年も伺うと「展示会で来たのか?本当に来てくれるなんて嬉しい。」とありがたいお言葉。2次回、3次会、4次会へと続き、4次会は福山から来た校長先生が「行きたいところがある。」「新橋にある高校のノートがあるお店」とご指定。私もテレビで聞いたことがあり、一度は行ってみたいと思っていたので「是非、お供させて下さい。」と言うと、東京に住んでいる先輩たちが「実は俺たちがあのノートを作った。」と言う。「母校のノートがあるか確かめに行ったらなかった。990冊目ぐらいだったので、どうせなら1000冊目を目指そうとしばらく待ったが残念ながら998冊目だった。」とのこと。私も英語バージョンの名刺(単純に日本語バージョンがなくなったので)を貼り付け、海外へ羽ばたく未来像を書き込み終了。12:00~22:00までの10時間コースは無事終了。初めてお会いした先輩たちも同じ高校卒と言うだけで身近になれる。J〇卒業、広島県出身。海外だと日本人という枠で身近になれるのはありがたい。ご縁は活かしていきたいものだ。
10/25金曜日に東京・福生の会社へベンチマーキングに伺った。同じ勉強会の仲間。と言ってもずっとレベルの高い製造業の会社。スプレッドシートやルッカースタジオを使ったDX経営を行っている。ChatGPTを実際に行って見せてもらったが凄いの一言。段ボールの会社の「マスコット」を作ろうという設定で実施。会社のHPのアドレスを登録し、その企業のキャッチコピー、誰もがはっとするようだけど優しい、と入力していくと全ての参加者が「おー」と言うようなマスコットを作り出した。しかも名前までつけて。さすがにこれには驚いた。「デザイナーがいらなくなるね。」と恐ろしさの感想が飛び出してきた。
予断だが、ChatGPTのすごさはその社長さんからこんな逸話を聞かされた。「うちの会社では本を読んで感想文を書くとお金がもらえるという制度がある。それに目をつけた社員がChatGPTを使って感想文を書く。しかし、急に上手くなった奴の感想文をChatGPTに「これはあなたが書いたのですか?」と聞くと、「100%私が書きましたと出てくる。」とのこと。「その話を社員にすると誰もしなくなった。」そうだ。さすが社長!