井上鉄工所の井上です。今回は弊社のある福山市のご紹介です。 突然ですが、みなさんは、福山市と言えば、何をイメージしますか?

福山通運株式会社さんが福山市のPRに協力し、トラックの後部扉に『ばらのまち福山 』というステッカーを貼って走っている所を見かけた事があるのではないでしょうか。
ばらのまち福山は1956年から始まりました。戦後、再建復興が進められた際、御門町南公園(現在のばら公園)付近の住民が、「戦災で荒廃した街に潤いを与え、人々の心に和らぎを取り戻そう」と、ばらの苗木1000本を植え育てた事が始まりでした。その後、ばら愛好家たちが展示会を主催するようになり翌年にはばら公園の整備が着工され、昭和40年頃には現在と変わらない姿になったそうです。

2016年には市制施行100周年「100万本のばらのまち 福山」の実現ができました。 2025年には世界バラ会議福山大会を開催予定!「ばらのまち福山」の魅力を世界に発信されます。

★お客様からのお問合せのご紹介★
Q:図面がないのですが、歯車の注文は受けてもらえますか?
A:手書きの図面でも大丈夫です。まずは、お気軽にご相談ください。

【1】井上鉄工所の紹介『朝礼』

弊社では、早朝勉強会(7:30~7:55 若手社員と私のみ)・環境整備(8:00~8:20)・朝礼(8:25~8:50頃、内容により変わる)の順で、行っています。
その中で今回は、弊社の朝礼についてお話をします。

朝礼は、勉強会・環境整備が終わった後の8:25~8:50に行います。

理念の唱和、経営計画手帳の読み合せ、お客様情報、各部署からの依頼(環境整備、保守点検、安全広報)、連絡・依頼事項、航空機認証のマネジメントの読み合せ、工程進捗確認などを行います。 また、「13の徳目」(倫理法人会のような小冊子)も行っています。(詳細はHPの当社の取り組みをご覧ください)

13の徳目を基に自身の実践目標を決めて実践していきます。
①その日のお題目から発表を行う人
②その発表の要約をし、更に意見を言う人
③会社においての気づきを言う人
④ ①で発表した人が嬉しく感じたことを発表する(ありがとうをいう人)
と4つのパートに分けて順番に担当していきます。

普通は発表して終わりなのですが、弊社の若手は素晴らしいことを言っても実行しない。そこで、ホワイトボードに履歴を残そうと、若手の中で記入する当番を決め、実行を迫るようにしました。(ホワイトボートへの記入は1週間分履歴を残し、見返すことができるようにしてます。 )

しかし、ホワイトボードへの記入は、その意図とは違った気づきを私にしてくれました。

なんと、記入者は、叱った話が褒められたと書き、褒められた事が叱られたと書いているのです。・・・(私たちベテランの言葉は正しく伝わっていない。)
正しく伝達されているかの確認の場所にもなっています(笑)。

<13の徳目>
「挨拶」「笑顔」「言葉」「親切」「約束」「責任」「前向き」「尊重」「努力」「誠実」「自律」「健康」「感謝」

iPadを使った朝礼の様子

iPadを使った朝礼の様子

【2】社長コラム『ベテランSさんの話』

今回は、ベテラン社員だったSさんのお話です。

2年程前まで、在籍してくださった80代のベテランさんで、現在も井上鉄工所を支えてくださる大切な人物です。

弊社のベテランIさんが解らない事があり電話をすると、Sさんは駆けつけて直接指導してくれます。『せっかく来ていただいたのだから』と若手の指導もしていただいています。
Sさんと年の近い後輩(弊社の大ベテラン)には烈火のごとくり飛ばしていましたが、若手には怒らない(笑)Sさんからすると、若手は孫のような存在で、孫には嫌われたくないと。そのため、若手もSさんには色々聞きやすいようです。
航空機認証取得の際に大活躍したK君も、Sさんから指導を受けた一人です。
忙しい時には、事務員さんが(私には事後報告で)Sさんに応援依頼をし、来ていただくこともあります。

そんなSさん、とてもアクティブ?とでも言いましょうか・・ある日、十数メートルの高さにある時計が狂っていたので若手に伝えたが、翌日も直っていないことが解ると、Sさん自らが直しに高所へ(ひぃぃぃ・・・周囲はヒヤヒヤ)若手は直ぐ動かないので、待っているくらいなら自分で・・・と体が動いてしまうような方です。仕事以外でも、会社のイベントにも参加してくださり、みなとのコミュニケーションも抜群です。

退職はしても、井上鉄工所にはなくてはならない存在のSさん。今後、Sさんのように、弊社に尽力してくださった方々のお名前を玄関に貼りだし、いつでも来てもらえるような環境も作りたいと思っています。

事業ドメイン 人と技術の好循環支援(育成)業