■ 高品質な厚肉成形を実現するポイント
歯車は、適切なバックラッシを設定する
Before
歯車と歯車の間のすきま(バックラッシ、ガタ)は適切な値を設定する必要があります。歯車は高速回転を行うので歯車自身が膨張し、バックラッシが適切でないと異音・振動の原因になります。
After
歯車のバックラッシの設定は、通常であれば0.1mmにて設定、500mm以上の大型歯車であれば0.2mm程度を入れておくことが望ましいとされます。大きさや用途によって適切な値を設定することが、歯車の安定稼動に繋がります。
Point
歯車(および組立品)を製作する際には、バックラッシを入れるよう設計・設定を行うと安定的な稼動に繋がります。なお、新聞紙1枚を挟めば、0.03mmのバックラッシを確保することができます。