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■ 高品質な厚肉成形を実現するポイント

歯車を設計する際は、必ず平行度・垂直度を記載する

Before

一般公差で製作するとばらつきが大きくなり、歯車を組み立てづらくなります

 歯車は、図面に確実に公差を記載すればコスト低減が行えるケースがあります。上記の写真では歯の平行度・垂直度が記載されていませんので、一般公差で製作するので、ばらつきが大きくなり、組み立てられないといった事が発生する可能性があります。

After

歯の平行度・垂直度を図面に記載しておくことで、精度が高くなる上、コスト削減にもなります

 例えば、歯の平行度・垂直度を0.01と記載しておけば、想定どおりに組み立てられます。さらにコスト面に関しては、上記の写真のように歯切り加工において重ね切りができます。従って、平行度・垂直度の公差を入れることで、精度が高くなる上、コストダウンにもなります。

Point

 歯車を製作するためには歯切り加工を行いますが、この加工は複数の歯車を一気に加工した方がコストダウンになります。従って、歯車を設計する際に平行度・垂直度を記載しておけば重ね切りができ、コストダウンに繋がります。

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