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■ 高品質な厚肉成形を実現するポイント

歯車の異音・振動を低減するため、歯筋面取りを入れる

Before

歯車に歯筋面取りを入れないと打ち傷がつきやすく、異音の原因となります

 歯車は、なるべく異音・振動が出ないように設計するのが望ましいとされます。上図のような設計を行うと打ち傷がつきやすくなり、異音の原因となります。

After

歯車に歯筋面取りを入れることで、打ち傷や異音の原因を抑えることができます

 歯車の異音・振動をなるべく抑えるためには、上記の写真のように歯筋面取りを必ず入れる(図面上にも指示)ようにします。こうすることで歯面に打ち傷がつきにくくなり、異音の原因を抑えることができます。

Point

 歯車の性能は、いかに異音・振動を抑えるかがポイントなので、それらを回避するために歯筋面取りを行います。なお、小さい歯車に限っては、図面上「指示なきところは糸面取り」としておけば、多くのケースでは異音は抑えられるケースがあります。

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