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■ 高品質な厚肉成形を実現するポイント

稼動を優先させる場合の、歯車の発注のポイント

Before

通常の製作だと、応急処置的な対応に間に合わず、材料購入から研磨まで時間がかかります

 歯車は旋盤・歯切り・熱処理・研磨など複数の工程が必要なのでリードタイムが長く掛かります。従って、応急処置などで急遽歯車が必要な場合では、通常の製作方法では間に合いません。

After

通常の製作と並行し、応急処置品を製作することで、再稼働を優先することができます

 修理などで早急に再稼動させなければならない場合は、熱処理を行わない生材を使ってまず稼動を優先させ、並行して熱処理・研磨を行う正規のものを作っておくことで応急処置的に対応することが可能となります。

Point

 歯車は必ず焼入れを行うので、通常の製作方法では少なくとも1.5ヶ月のリードタイムを要します。従って、故障などで稼動を優先させる場合は、取り急ぎ焼き入れをしない歯車を使用しておき、その後焼入れを行った正規の歯車に入れ替える、といった方法を取ることがあります。

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